1年はあっという間です、あれだけ暑さの続いた9月10月が嘘のようですね。
霜月を迎え間もなく立冬そして小雪、この時期、季節の移ろいは足早です。
古代の中国由来の太陰暦(旧暦)を元に編み出された24節気では立冬から立春
までを冬と定義しています。しかし何千年も経った今でもそれが通用している
事は大宇宙から見れば我々の日常など、ほんの一瞬の出来事なのですね!
今回は黛まどかさんの著作「暮らしの中の24節気」より2首拾ってみました。
・・・今朝冬の 路地に出ている 竹箒・・・ 奥名春江
1本の竹箒がきりりと引き締まった立冬の朝を現出させて余りある句ですね。
・・・白湯一椀 しみじみと冬 来たりけり・・・ 草間時彦
白湯がほのぼのと湯気を立てている中、作者は冬の気配を感じたのでしょうね。
さて私は、2019年のリタイア後、滋賀県日野町と奈良県平群町を行ったり来た
りの穏やかな生活も早4年半、2匹の愛犬の年齢と同じ年月が経ちました。
私ののんびりした生活とは正反対に、世界では私の信じる真の民主主義国家対
私が絶対許せない強権独裁国家(臭屁菌・シュープーキンと読みます)が対立し
その後押しを受けた国〃が人種信条宗教欲望の違いから国家の存亡をかけた戦
いを継続しています。
何方が正義で何方が悪なのか地球上での判定は、機能不全に陥った無力な国連
ではなく、これから作られるであろう勝者の歴史が答えて呉れる事でしょう。
最後に、誠に卑近な話で恐縮ですが、昨今の世情は白昼堂々と店舗を破壊し貴金
属を盗む強盗事件や巧妙な手口で老人を騙す詐欺事件など普通の市民が被害を
被る事件が多発しております。
ご存じ石川五右衛門の「浜の真砂は尽きるとも、世に泥棒の種は尽きめえ」の
セリフにはユーモアがあり、人情ある時代の風景すら感じる事が出来ます。
翻って現在の罪人は法の網をかいくぐりITを駆使し罪悪を感じる事なく罪を犯
し続けています。
どんな犯罪も逃げ切ることは不可能です、何故なら「悪事は露見する」のです。
私たちは法治を信じながらも、まさかに備えて自分の命と財産はしっかり守り
抜きましょう。 了
名誉会長 佐野泰治 文責 ご意見はmonk@jbm.co.jpまで
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